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光物性研究室で共に研究しませんか?
光物性研究室では、自ら考え行動できる研究者を養成することを、光関係の最先端の研究を通じて行っています。
1.大学院修士課程では、研究の実行能力、研究をまとめる力の育成に主眼をおきます。基本的には教員がテーマを提示しますが、本人が自らの意思で提案することも妨げません。いずれにしても、教員との話し合いで決めます。
2.大学院博士後期課程では、修士課程で目標にした能力をさらに伸ばし、研究の企画力や総合的な実行力を身につけることを目標にします。 田中 耕一郎 教授
Q.光物性とはどんな学問ですか? †
A. 最先端の光技術を駆使して、物質と光との相互作用を研究する学問です。特に、フェムト秒(10のマイナス15乗秒)領域の超高速な動的過程やテラヘルツ光技術など、現在でも未開拓な光技術に積極的に取り組んでいます。非線型性や量子効果などが如何に物理現象に現れてくるかに着目して、実験や材料をデザインしています。光は物理学共通に現れる粒子ですので、光物性は宇宙や天文分野の検出器、産業応用など幅広い範囲の応用展開が期待される分野です。
Q. 現在の研究室の構成はどうなっていますか? †
A. メンバーの項をご覧ください。理学研究科スタッフ3人、事務補助2人、博士課程学生5人、修士課程学生7人です。実験や解析で手を動かしながらの自由な雰囲気での教員・学生の間の議論を重視して教育をおこなっています。田中耕一郎は京都大学高等研究院物質-細胞統合システム拠点の連携主任研究員も勤めていますので、分野を越えた共同研究にも取り組んでいます。
Q. 他大学や他分野の学生が大学院入試を受けるのは難しいでしょうか? †
A. いいえ。田中は、やる気がもっとも大事であると考えています。光物性を研究したい方、他の大学の学生さんや、いま光関係でないことをやっている方でも是非受験してみてください。最近では、大阪大学、北海道大学からの入学者がありました。もちろん、事前の見学や相談も歓迎します。企業や他大学からの博士後期課程への編入も歓迎です。
Q.卒業生の進路は? †
A. 博士課程修了者の進路として京都大学、横浜国立大学、佐賀大学、千葉大学、東京大学、日立製作所、旭硝子、アイシン精機など、修士課程修了者の進路としてパナソニック、キャノン、村田製作所、日本電気、東芝、島津製作所、ソニーなどがあります。
Q. 何人ぐらい M1を採用していますか? †
A. 平成29年4人、平成28年3人、平成27年3人です。光の研究をやってみたい人はとにかく田中に声をかけてみてください。
Q. 学術振興会特別研究員の採用実績は? †
A. この5年間で5人採用されました。
Q. どのくらいの予算規模で研究をすすめているのですか? †
A. テラヘルツ関係の大型プロジェクトは終了しました(JST, CREST project)。現在は文部科学省の研究費をスタッフが積極的に獲得し、研究を進めています。
光物性研究室での実験風景 (Flash player) †
平成20年度からの新教育研究体制 †
進行中の主な大型研究プロジェクト †
研究紹介① テラヘルツ電磁波を用いた分光と物質制御 †
研究紹介② 酸化物の光制御・光応答 †
研究紹介③ スピンクロスオーバー錯体の光誘起相転移現象 †
卒業生 †
光物性研究室の卒業生の就職先です。