はじめに
学生時代から私はOMA(Optical Multi-channel Analizer)
やストリークカメラ等を用いて物質の発光スペクトルなど
大量の測定データを測定し、解析してきました。
その際に用いたデータ解析ソフトは当時Mac版しかなかった
IgorPro です。IgorProは以下の特徴を有する波形解析ソフトです。
- 大量 のデータを扱うことができ、また高速に
処理するのに優れている。
- データに関する様々な波形解析に関する関数が用意されている。
- 強力なマクロ機能を持っており、定型化された処理を
複数回作業する際にマクロを活用することで解析時間時間が大幅に短縮できる
- グラフ描画において複数の線を同時に重ね合わせたり拡大したりすることができ、
データ分析や学術雑誌、学会発表用のグラフの作成に有効である。
また2次元データや3Dプロットなどを表示させることもできる。
-
GPIB や RS-232C 経由で外部計測器を制御することができる。(ただしそのためのtoolは別売りであり、
私は試したことはありません)。
IgorProはVer.3.1よりWindowsとMacOSの両方が対応となり、
Windowsユーザーも広く使われるようになりました。
IgorProにはデータ解析のために様々な機能が備え付けられていますが、
多くの方はその機能を有効に活用していないのが現状です。
ここではIgorPro 4 において様々なデータ解析に必要な関数や
マクロ機能を活用するために必要なヒントを順次紹介していきます。
運用方針
このページは私が研究室内で行われているデータ解析における「内部資料」という位置づけです。
学術ドメイン(ac)上に公開し情報交換することで大学研究者の研究に役立たせ、また
私自身へのフィードバックを期待しています。当ページへのリンクは、自由です。
したがっていかなる意味の営利活動も意図しておりませんし、
Wavemetrics社やHulinks社とは一切無関係です。
当ページに載せた情報により、損害または不利益が生じたとしてもいかなる責任も負いません。
仮定しているVersionとマシン環境
IgorPro 4.05 for Win (英語版), Windows2000
IgorPro 4.05 for Mac (英語版), MacOS10.1.4
※IgorPro は2004年4月現在Ver. 5.01 となっております。
現在私のPCではまだUpDateしておりませんのでプログラム等の
動作確認等は行っておりません。どなたか確認してもらえないでしょうか
関連サイト
IgorPro: WaveMetrics社
IgorPro日本語版: Hulinks社
最終更新日: 2003.2.2
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